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迷っているあなたをさらに深みに誘い込むレンズ交換式カメラの不思議な選び方

カメラと写真

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迷っているということは、そこに欲望があふれているということである。魅力的な写真を撮りたい、カメラを趣味にしたい。けれども、金銭的には損したくない、買い物を失敗したくない。相反する欲求が存在するから迷いになる。あの時、僕の目に映った魅力的な写真とは、一体なんだったのだろうか。

江ノ電の写真とブログ
[ Located in : 江ノ島電鉄沿線 2016年12月 ]
[ Camera : PENTAX K-5ii ]
[ Lens : PENTAX smc PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED ]


単焦点レンズとボディを組み合わせよう

魅力的な写真の正体

子供の成長を記録したい。僕の父は、僕の成長の記録を写すためにカメラを買った。カメラとは、記録するための道具だったようだ。子供の成長を写す。残す。現像された写真を家族や親せきと集まって眺める。子供は大きくなってから、自分の過去を眺める。こうなったとき、初めて写真が魅力的に見えてくる。

魅力的な写真とは、ある人にとっては魅力的な写真であって、別のある人にとっては魅力的な写真ではないのかもしれない。時間が経つことによって、魅力が増したり、撮影場所へのアクセスが一般的になることによって、魅力が衰えたりするのかもしれない。

誰もが火星にたどり着けなかった時代には、火星の地面を写した写真は、どんなカメラで写した写真であっても、とても魅力的で神秘的な写真に見えるだろう。火星から望む地球は青く美しいらしい。しかし、今後、誰もが火星に旅行できるようになったとしたら、火星にも高価な一眼レフカメラを持ち出す人が増えたとしたら、どのような写真が魅力的といわれるようになるのだろうか。

記録と魅力

カメラには、「記録する」という側面がある。カメラには、「魅力的な作品を生み出す」という側面もある。これが、カメラを購入するときに、迷いが増大する原因の1つだろう。ただ記録するだけならば、どんなカメラでもいいはずなんだ。より魅力的にだとか、より良い作品を生み出すためにだとか、そういった欲望が生まれるがゆえに迷いが生じる。邪念だ。

ダブルズームレンズキットという販売形態がある。これは、カメラメーカーが、「カメラは記録するための道具だから、なるべく多くの条件で記録という作業をとどこおりなく行えるように、ズームレンズを2本選んでくれた」販売形態である。遠くのものから近くのものまで、まずは写ることが、記録のためには大切なことである。納得。

にもかかわらず、僕という購入者は、レンズ交換式のカメラを購入すれば、今までのカメラよりも魅力的な写真が撮れるものだと勘違いしてしまう。これが、カメラメーカーの意図していることと、僕が意図していたことの違いだった。

僕は、記録もしたいけれど、記録という作業よりも、魅力的な写真を撮れるという可能性に重点を置きたいと思っていた。にもかかわらず、ズームレンズキットを買ってしまった。そして、すぐに単焦点レンズを1本買い足して単焦点レンズ沼に落ちていった。残念。

魅力と実力

ズームレンズで魅力的な写真が撮れないわけではない。魅力とは幻想である。レンズ交換式カメラ、いわゆる一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ。レンズ交換式カメラにできて、スマホのカメラにできないことってなんだろうか。

江ノ電の写真とブログ
[ Located in : 茅ヶ崎の街角 2016年9月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) ]

「ボケること」これに尽きるのではないか。主題となる被写体はくっきりと、主題以外の背景はぼんやりと。浮かび上がる被写体。際立つ主張。テーマが明確であって、はっきりと強調されていること。そのように撮れた写真は、僕の目には魅力的に映った。こういうことだった。

分かってしまえば話は早い。レンズ交換式カメラが持つ実力である「ボケること」を最大限に発揮できるように、予算の中で最安値でカメラを購入すればいいんだ。残念ながらカメラメーカーが用意してくれた「ダブルズームレンズキット」では、その実力は最大限に発揮できない。

やっぱりこれだ。ボディ単体と、絞りの開放値が小さいレンズを買うこと。これにつきる。エントリーモデルのボディとエントリーモデルの単焦点レンズを1本。メーカーは気分で選ぼうじゃないか。カメラにハマっていく人は、ハマってからハイエンドモデルに買いかえるだろうから、その時に改めてメーカーを選びなおせる。好きな人ならば、レンズマウントが2台体制になったほうが楽しめる。ハマらなかった人は、それこそなんでも良かったわけだから、メーカーは問わず値段が優先事項だろう。

おすすめの組み合わせ

APS-Cフォーマットの本体と、フルサイズに換算したときに50mm以下の焦点距離のレンズ。ミラーレス一眼カメラも良いけれど、光学ビューファインダーで見たままを写したいから一眼レフカメラを。となると、この組み合わせを選ぶかもしれない。

こちらにて光学ビューファインダーに対する熱い想いも語ってます。

うーむ。楽しい。