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み み

鎌倉江ノ島の観光を写真多めで発信中!

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「コタツ記事職人」になりたいけれどなれない。


読んだことのない本のレビューを書いたり、食べたことのない居酒屋のレビューを書いたりする記事のことを『コタツ記事』と呼ぶらしいです。この雪が降りしきる寒い冬空のもと、「コタツ」から1歩たりとも動くことなくぬくぬくと書くことができることが『コタツ記事』の由来です。

コタツ記事職人
[ Title : 落書きとコタツ 2017年1月 ]
[ Camera : Minoltaflex ]
[ Lens : CHIYOKO ROKKOR 1:3.5 f=75mm ]
[ Film : Fujifilm PRO160NS ]

そして、「こたつぁー」とは、『コタツ記事』をカキカキするライターのことを表します。彼らに必要なものは、その1:ずっと座っていられる「忍耐力と集中力」。その2:実際に体験していないものをあたかも体験したかのように表現する「想像力」。その3:そしてその妄想をいかにして読者に伝える文章に書き起こす「文章力」

この3つの力を持ったものが、はじめて「こたつぁー」として、このインターネットの世界を、右手と左手でポチポチっと牛耳ることができます。

忍耐力と集中力

そもそも我が家には「コタツ」がないので、椅子に座ってテーブルの上のパソコンをぱちぱちしながら、コタツに足を突っ込んでぬくぬくしている状態をイメージするところから始まります。

この時点で、すでにコタツ記事

しかし、私の忍耐力と集中力はコタツの中で持って30分くらいです。どうしてもずーっと座りながら長文を考えたり、時間経過にしたがって思いつきの頻度が少なくなっていく脳みそを活性化したりすることができません。

足を動かしてその場でモモ上げをしてみたり、意味もないのに部屋の中をあっちへうろうろこっちでうろうろしないと、作業はすすみません。

「こたつぁー」おそるべし。なんで座ってるだけでそんな集中できるんじゃい?痔になっちゃうよ。

想像力と文章力

ティシューペーパーを褒めて褒めて褒めまくる文章を書いていて感じたことがあります。日常生活を送る中で当たり前に使っているものですら、改めて褒めまくろうと思うと流暢な日本語で流れるように褒めることはとても難しいことです。

ほらね

エルモア ティシューペーパー
[ 出典 : カミ商事株式会社 ]

白。混じり気のない純白。やはり、紙の色は、オフホワイトに限ります。流行りの中で、赤く染めたり青く染めたり、数年前は茶色がナチュラルブラウンとして、もてはやされた時代もありましたが、私の好みは、白一択でした。

また、この長方形の箱が日本の食卓にとてもよく似合います。シックな木目調のテーブル、きらびやかなワイングラス、ステンレスの食器、そしてそこに1箱の長方形の紙束。この調和が見事でなりません。

柄が素敵ですね。ピンク、オレンジ、イエロー、ライトブルー、エメラルドグリーン。泉ピン子も驚くようなハイセンスの組み合わせに、シマウマもびっくりしています。カラフルな色どりで描かれている、太陽のように見えるお花が、長方形の箱を引き立てます。

引用:

「こたつぁー」になるためには、それなりの想像力が必要とされます。なぜならば、コタツに座っていて得ることができる情報というのは、基本的に見たものと聞いたものに分類され、実体験を伴わないものだからです。

ティシューの箱の色や大きさはなんとなく伝わってきます。そこから、そのティシューを使う場面や便利だった思い出などを、脳内で空想して妄想して想像して、脳内に補完する必要があります。

それって、ものすんごい想像力だと思います。少なくとも、昨日の私にはできませんでした。

気になって、自動車や時計、家電や洋服のレビュー記事を何本か読んでみました。「そ し た ら」分かったことがあります。

百聞は一見に如かず

その1。レビュー記事において、見た目すなわちデザインをああだこうだ解説している部分は冒頭の一部分だけでした。『すっと立ち上がったAピラーが太く印象的です。』って書いてある自動車の試乗体験記。

次の文句は『ポルシェは、初期の911モデルからAピラーの剛性がボディ剛性に与える影響を他社よりも綿密に計算して、Aピラーありきのデザイン設計を行ってきました。』とこんな感じ。

もう、この時点で、「Aピラー」の造形に関するコメントは終わっていて、他社との比較や過去の911との比較が始まっていて、そのデザインそのものを語るような文章は、「存在していない」と、そういうことだったんです。

はー。これはそういうことかと。確かに、「Aピラー」の太さや傾きは、写真から伝わってくるイメージが百聞は一見に如かずの言葉通り、多くを表していて、これ以上何を語られたところでそれは意味のない話になります。

それよりも、その「Aピラー」の存在感に注目をしてもらうことと、その「Aピラー」がなぜ太いのかを知ってもらう方が、デザインの持つ機能を読者が知る事につながって、なんとなく「良いもの」に思えてくるような仕組みが、そこにはあるのでした

ふむふむ。

でも、ティシュー箱のデザインに、なんかデザイン的な機能なんか、あるのかいな?「すっと立ち上がる長方形の箱が伸びやかで印象的です。製紙メーカーでは、トイレットペーパーのように巻紙タイプでの販売と、ティシューのように組み紙タイプでの販売がありますが、うんたらかんたら」のように、まぁそういうことです。

購買意欲を書き立てる手段

その2。「私が初めて腕時計を意識したのは、主要取引先との大事な商談が終わった後での、懇親会で起きた出来事がきっかけでした。」このように、「高級ブランド腕時計=ビジネスマンのステータス」というような感じで、買う人に「ちょいと高そうな腕時計をつけていないと、値踏みされるよー」みたいな印象をほんのりと印象づけたり。

はたまた、「ポケットにおさまるかわいいサイズのフェイスケア」「アフター5で輝くためには、就寝前のお手入れがかかせません。」このように、「かわいいサイズ」と「かわいいあたし」をミックスさせて、デザインが可愛いのか、それとも「私」が可愛くなるのか、ごちゃまぜにしたり。

これも、デザインを語っているようにみえてデザインを語っていません。そのデザインから想像されやすい「シチュエーション」や「体験談」を、なんとなく「欲しいなー」という人達に向けて、デザインを足掛かりにして、購買意欲を高めるような事例紹介に誘導していたのです

あーなるほどー。そういうことだったのかー。結局、いかにして「購買意欲をかき立てるのか」に対するお膳立てでしかなくて、僕が書こうとしていたのは、デザインに対する評論のような記事だったということです


どんな事例が購買行動につながるのか、ターゲットは誰なのか、そんなことを1つ1つ細かく詰めていく作業、コタツにいながらの情報収集、そしてそれらの断片的な情報を、想像力と文章力で記事に仕立て上げる力。様々な能力が「か な り」高くないと、「こたつぁー」にはなれません。

さて、とりとめもなくうだうだ書いてしまいましたが、嫌われがちな『コタツ記事』ですが、上手にコタツ記事を書けるって、実はそれだけですごいことなんだぜっていうことに気がつきました。

すごい!

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