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松任谷由実さんのおすすめアルバム11選

雑記

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八王子には、呉服店があります。八王子から茅ヶ崎までは相模線に揺られます。中央高速を走れば 右手に見えるは競馬場です。そうなんです。松任谷由実さんが大好きであります。おすすめのアルバムを11枚紹介します。

江ノ電の写真とブログ
[ Located in : 江ノ島電鉄沿線 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) ]


聞きやすいアルバム

根っからのユーミンファンのみなさまとは、僕の世代は少し違うのかもしれません。僕たちのお父さんお母さん世代のヒットソングですよね。小さい頃、車の中で両親が聞いていたことから、僕も好きになりました。そういう意味では二代目、二世のファンかもしれません。

「ユーミンいいよー。聞いてみて!」って話をすると、「聞いてみたい!どのアルバムから聞き始めればいいの?多すぎて分からない!」。そうなんです。多すぎてどれから手を付けたらいいのか見当もつかないんです。そこで!

連続テレビ小説の歌として『春よ、来い』を覚えていたり、「風立ちぬ」の主題歌として『ひこうき雲』を聞いたよー、なんかもうちょい聞いてみたい!そんな感じの友達に、おすすめするのならば、どのアルバムから紹介しようか?を真剣に考えた結果、この記事が出来上がりました。

もっとユーミンの世界を聞いてみたい!という気持ちにまっすぐにこたえて、松任谷由実さんの世界観をより感じられるようなオリジナルアルバムを11枚ほんわかと紹介いたします。

松任谷由実さんに興味を持ち始めた仲の良い友達に、紹介する気持ちになって、しかも、ファンをもう1人確実に増やすべく、なるべく聞きやすいと思える順番に並べてみました。そこからだんだんとコアな選曲になるように工夫しました。

30枚以上あるオリジナルアルバムの中から、聞きやすいことと、ユーミンの世界観が伝わりやすいことを考えた11枚をセレクトしました。

それでは、いってみましょう。

松任谷由実さんのアルバムを11枚

『14番目の月』

1976年11月20日発売
4枚目のオリジナルアルバム

じゃーん。迷いにまよった1枚目は、松任谷由実さん4枚目のアルバムである『14番目の月』にしました。僕自身は、もう何回聞いたのか分からないくらいに聞きまくったアルバムです。

陽気でテンポが良い曲が前半に続き、はじめての人にもすんなりと聞きやすいアルバムの構成になっています。ドライブにおすすめの1枚です。相模線が出てきたり、中央高速が出てきたり、関東近郊にお住いの方はなじみの場所が歌詞に登場するので愛着がわきやすいかもしれません。

1曲目の「さざ波」では、心地よいそよ風を思い浮かべることができる素敵な描写が歌われています。ちょっとすかしていて、それでいて大人っぽくて、とても秀逸であります。

2曲目の「14番目の月」や5曲目の「中央フリーウェイ」などキャッチーで聞きやすく、覚えやすいメロディが響きます。いろいろな場所で使われているので、どこかで聞いたことがある曲も多いかもしれません。

7曲目の「天気雨」の中には、海岸で、はしゃぐ恋人達の様子が歌われています。湘南の海でしょうか。光景が目に浮かびます。

松任谷由実さんを代表するアルバムとして、紹介するときには絶対に外せない1枚かと思います。

『COBALT HOUR』

1975年6月20日発売
3枚目のオリジナルアルバム

どどーん。記念すべき2枚目のアルバムはこちら。『COBALT HOUR』になります。もう1枚くらいアップテンポな曲が続くアルバムを聞いていただいて、友達の反応をみます。こちらもドライブに持ち出したい1枚です。

1曲目の「COBALT HOUR」から、気分の高揚をさそうかっこいい歌詞が流れてきます。朝焼けのうすい紫色の空が思い浮かびます。車好きの方はベレッドに反応しちゃいますね。

2曲目の「卒業写真」は、お馴染みの有名ソングですね。「卒業写真のあの人の正体は音楽の先生」としてテレビのクイズ番組で取り上げられていたことを覚えています。

5曲目に収録されている「ルージュの伝言」は『魔女の宅急便』の挿入歌として使われています。僕もトランクを片手に旅に出かけたくなります。

6曲目「航海日誌」や9曲目「雨のステイション」などゆったりと聞かせてくれる優しいバラードも収録されていて、ユーミン初めましての人に紹介する2枚目として、とてもバランスがとれた1枚になっています。

僕のお気に入りは、7曲目の「CHINESE SOUP」です。スープをコトコト煮込みながら、こんなことを考える女の子。会ってみたいです。

『ひこうき雲』

1973年11月20日発売
デビューアルバム

はい。ようやくここで、登場いたします。デビューアルバム『ひこうき雲』です。このアルバムは、しっとりと落ち着いて聞かせる曲が多い構成になっています。ですから、ユーミン初めましてな人にいきなりおすすめするよりも、ちょっとだけ松任谷由実さんの世界を知ってもらって、気に入っていただいてから、紹介したほうが、このアルバムの良さが伝わりやすいかなと思って、あえての3枚目での紹介になります。もっと言えば、ここまでの3枚を同時に聞いてもらいたいなと、そんなことを考えながら紹介しています。

1曲目の「ひこうき雲」は映画『風立ちぬ』の主題歌として、とても有名になりました。けれども主題歌として有名になる前は、若者世代にとっては、知る人ぞ知る隠れた名曲って感じだったと思います。「この曲知ってる?めっちゃいいから聞いてみ?」って感じでした。「松任谷由実のデビュー曲だよ」って、そんな会話をしていました。

4曲目の「空と海の輝きに向けて」の中で歌われる歌詞が素敵です。やはり海とか港とか航海に関連するイメージが強いです。しびれますね。もうしびれてびりびりきます。

5曲目の「きっと言える」では、女の子の思いが直接的に歌詞につづってあります。僕は大学生の時、ちょっといい感じの女の子とドライブデートをしていて、ステレオでこの曲をかけながら、がんばって告白したら付き合えることになった思い出の1曲です。みんなこの曲と共に告白するといいかもしれません。きっと言えますよ笑。

8曲目には「雨の街」が収録されています。僕はこの曲も大好きです。もうね、歌詞が本当に良いのです。おはようって言われたいです。なんでしょうね。この初々しい感じ。どこまでも純情であって朴訥(ぼくとつ)な感じ。素晴らしい以外の言葉が見つかりません。

10曲目「そのまま」の中にも、素直な気持ちを表した言葉があふれています。こんな言葉をごくごくたまにでも構わないのでかけてもらいたいものです。

はい。こうやって紹介しながら聞いていても、聞けば聞くほどに、かめばかむほどに味が出てきて、心にしみわたっていく名盤です。すばらしい!

『スユアの波』

1997年12月5日発売
29枚目のオリジナルアルバム

ここで一気に1970年代から1990年代にタイムスリップします。少し路線を変えたアルバムを紹介いたします。松任谷由実さんの音楽には、こんな世界観もあるんです。アルバム全体を通して、どこか物悲しい響きが多様された編曲が特徴的で、少しずつユーミンに慣れてきた人におすすめする1枚であります。

1曲目の「セイレーン」からアルバムの世界への扉が開かれます。もうこの1曲目の音階が、このアルバムの世界観を物語っています。懐かしいような悲しような、年末にいだくような気持ちというか、冬が来る前の気持ちというか、ふっとさみしくなるような、そんな気持ちになります。これがまた、実に素晴らしいんです。

2曲目の「Sunny day Holiday」は男性目線の失恋ソングをユーミンが歌います。もうね。しびれます。しびれますよ、本当に。

3曲目の「夢の中で」も素敵です。はかないんです。とても。すべての曲を歌詞と共に紹介したいです。大好きなんですこのアルバム。

7曲目「結婚式をブッ飛ばせ」は、なかなかに秀逸な曲です。このアルバムの中ではアップテンポだけれども、歌詞の内容は考えさせられる感じであってそのギャップが美しい曲となります。いいですよね。いいですよ。

このアルバムも本当に粒ぞろいです。名盤です。紹介するにもすべての曲にひと言ずつコメントをいれたくなります。ただし、落ち込んだ気持ちの時に聞くと、その雰囲気と歌詞によって本当にダークサイドに落っこちてしまう可能性がありますので、その点だけはご注意を願います。気分を落としたいときにはおススメでございます。

『DAWN PURPLE』

1991年11月22日発売
23枚目のオリジナルアルバム

さて、5枚目に紹介するアルバムはこちら、『DAWN PURPLE』になります。『スユアの波』よりは明るいイメージかな?それでもどこかスローテンポで物悲しい雰囲気を漂わせるアルバムです。夏が近づくシトシト雨の1日を思い起こすような1枚です。

1曲目の「Happy Birthday to You」と2曲目の「情熱に届かない」がこのアルバムの入口ですね。ここで物語の準備が整います。

そして3曲目「遠雷」で深みにはまります。もうね。こんな言葉、どうやったら歌詞にできるのでしょうか。歌詞カードに涙の雨粒が落ちていきます。タイトルが「遠雷」ですから。泣かせにかかってきてます。

5曲目の「インカの花嫁」、これがまたいい曲。

9曲目「サンドキャッスル」ですが、まさに砂のお城の描写が涙腺を緩めます。砂のお城。絶妙な比喩表現です。まさに言い得て妙。恋愛を様々な角度から歌っています。

深夜に1人、もしくは仲の良い恋人と2人で聞いてみると、もっともっと今を大切にしたくなる、そんな気持ちにさせてくれるアルバムです。

『TEARS AND REASONS』

1992年11月27日発売
24枚目のオリジナルアルバム

さて、折り返し地点、6枚目はこちら『TEARS AND REASONS』を紹介いたします。このアルバムは、ひと言で表すならば、すっと聞きやすいアルバムです。さらっと料理をしながら音楽に集中せずに聞いていられる1枚かと思います。

1曲目は「無限の中の一度」です。曲名がいいですよね。その言葉の刹那に惹かれます。アップテンポなままに2曲目「サファイヤの9月の夕方」に続きます。

このアルバムでお気に入りの曲は、5曲目の「Misty China Town」です。光景が思い浮かびます。なんというか、流れてくる音楽が、歌詞と共に、脳内で動画に変換されて再生されるんです。

7曲目「冬の終わり」や8曲目「So high」と、適度に重くないそっと聞き流せるような曲が収録されています。

アルバム全体を通じて、本当に自然に聞くことができて、ユーミンの世界を感じることができる、良い意味で重くないアルバムだと思います。

『MISSLIM』

1974年10月5日
2枚目のオリジナルアルバム

ここでまた、1970年代にカムバックします。ここまでのアルバムを順番に聞いてくれた友達ならば、このアルバムがまた違った意味で、名盤に聞こえてくるかなーと思って紹介します。ユーミンの原点がこの1枚の中に見えてきます。このアルバムも、本当におすすめであります。

2曲目の「瞳を閉じて」の中で友を思う描写が素敵ですね。もうしびれます。今まで何回しびれたのか、分かりませんが、何回でもしびれます。しびれます。優しい歌詞とそれを引き立てる優しい旋律。もう至極の1曲です。

3曲目の「やさしさに包まれたなら」も映画『魔女の宅急便』の挿入歌として有名です。

4曲目「海を見ていた午後」の中には、グラスにうつる貨物船が歌われています。山手のドルフィンという喫茶店に興味を持って探した人も多いようですね。

7曲目の「魔法の鏡」もいいですね。なんだかもうすべての曲が良いですね。紹介の筆が止まりません。

10曲目の「旅立つ秋」も歌詞が秀逸です。秋から冬に向かって季節がかわるその様を、自らの恋愛模様に重ねるように伝えてくれます。しびれますね。

前半はアップテンポな曲が、後半はしっとりと聞かせる曲が収録されたこのアルバム。3時のおやつにコーヒーとケーキのお伴に最高ですな。

『KATHMANDU』

1995年12月1日発売
27枚目のオリジナルアルバム

8枚目に紹介するのは、ちょっと異色の輝きを放つこのアルバム『KATHMANDU』です。カトマンズとはネパールの首都ですね。もちろんアルバムの雰囲気からも、高地のさわやかさと、旅路のさみしさと、どことない異国情緒を感じることができます。

僕が初めて意識的に手にした松任谷由実さんのアルバムがこの『KATHMADU』でした。ユーミンってこんな歌も歌っていたんだって、驚いた記憶があります。ここからユーミンが好きになったきっかけの1枚です。1人で旅行をしてください、って言われたら 絶対に持っていく1枚となります。

1曲目『KATHMANDU』の歌詞からもネパールへの旅情があふれだしています。このアルバムを聞くと、本当に旅行がしたくなります。今ある生活を全部ほったらかして、1人で旅に出たくなります。そして、旅先で、今現在の生活のありがたさを感じて、家に帰りたくなります。そんな曲です。

5曲目の『Delphine』や6曲目の「輪舞曲(ロンド)」など雰囲気が民謡のようで素敵な曲が多いです。このアルバムは どの曲も独特の異国情緒あふれる雰囲気を持っています。魅了されますね。

8曲目の「Midnight Scarecrow」では、男性目線で歌詞がつづられています。ユーミンの歌は男性目線もあれば女性目線もあるところが感情移入しやすくていいですね。

このアルバムに対する僕のイメージは、さびれた異国の終着駅です。さぁ、これからどこに行こうか。これから先にレールはもう続いていない。どうやって旅を続けましょうか。とまぁ、こんな気持ちに誘ってくれる素敵なアルバムです。

『昨晩お会いしましょう』

1981年11月1日発売
12枚目のオリジナルアルバム

9枚目に紹介したいアルバムはこちら『昨晩お会いしましょう』になります。このアルバムも名盤です。すべての曲にじっくりと耳を傾けていただきたいです。我が家にはレコードからカセットに録音された音源もあって、レコード音源をいまだに聞いております。

2曲目の「街角のペシミスト」で、アルコールに頼って不安を紛らわす様子が歌われています。なんとも。歌詞の描写がリアルなんですね。

4曲目の「夕闇をひとり」では、1人の男性を思う女性の気持ちがしっとりと歌われています。

5曲目の「守ってあげたい」と6曲目の「カンナ8号線」もいいですね。

7曲目の「手のひらの東京タワー」がいいです。こんなシチュエーションにあこがれた人も多いはず。

このアルバムは何よりも『昨晩お会いしましょう』というそのタイトルに惹かれます。「昨晩」なんですよね。「今晩」ではなくて。もうこの時点で、うるっと来てしまうではありませんか。

『流線形'80』

1978年11月5日
6枚目のオリジナルアルバム

10枚目に聞いていただきたいのはこちら、『流線形'80』になります。ここまでくると、もう完全に僕の趣味です。いいんですよこのアルバム。『流線形'80』タイトルの響きがお気に入りです。

3曲目の「真冬のサーファー」や7曲目の「Corvett 1954」など描写がかっこいい曲が多くあります。

この頃のアルバムも、失恋をテーマに歌っている曲が多いですが、曲の雰囲気がそんなに重く感じられないんですよね。愛よりも恋に近い感じというか。恋にあこがれている感じの恋といった表現があてはまるでしょうか。

『VIVA!6×7』

2004年11月10日発売
33枚目のオリジナルアルバム

最後11枚目に紹介するアルバムで、ようやく2000年代に到着します。今までずっと1900年代でした。こちら、『VIVA!6×7』になります。6×7は写真の縦横比ですな。

2曲目の「太陽の逃亡者」は1曲目の「-Prologue-」からイントロがつながって始まりますが、さっぱりともの悲しさを聞かせてくれる名曲になっています。

このアルバムも僕のお気に入りです。聞いているととっても切ない気持ちになっていきます。アルバム全体が、水面の下に潜ったような、現実に対して一歩下がったような、そんな音楽で構成されています。

9曲目の「ひまわりがある風景」なんてどうしようもなく素敵な曲です。

このアルバムはジャケット写真に惹かれて手にした1枚でした。車から乗り出してチューするなんて、いいなーって思いながら、そんな時代を想像しながら聞いています。

歌詞に惹かれて

紹介を書きながら、アルバムを片手に歌詞カードを手に取りながら、もう一度聞きなおしました。ユーミンの世界は、失恋と片思いにあふれています。なんていうか、かなわない恋とか終わってしまった愛とか、そういうものであふれています。そういった切ない感情の裏返しとして、今、恋していることや愛していることの有難さを感じることができるというか、そんなことをあらためて思いました。



このベストアルバムでユーミンの世界に興味を持った方も多いのかもしれませんが、もっともっと、広くて深い世界が、オリジナルアルバムと共に広がっています。ぜひ。