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『日本3.0 2020年の人生戦略』佐々木紀彦著は自称貧困ミニマリストに読んでほしい。

本の紹介

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日本3.0 2020年の人生戦略』佐々木紀彦さん著作 を読みました。読後には、自分の中でモヤモヤとしていたものが吹き飛んで、きれいな青空が広がったので、ここに紹介します。自称「ミニマリスト」必読の1冊です。

日本3.0 2020年の人生戦略
[ Title : 澄みきった心 2017年1月 ]
[ Camera : PENTAX K-5ii ]
[ Lens : PENTAX smc PENTAX-DA 18-55mmF3.5-5.6AL WR ]

この本は、「ミニマリスト=消費を抑える節約生活」と勘違いしているミニマリストな人達や「ミニマリスト=一生使えるモノに買い替えて浪費を減らす生活」と勘違いしているミニマリストな人達に読んでもらいたい1冊です。

日本3.0

日本3.0という聞きなれない言葉が本書のタイトルに踊っていますが、真に注目すべきところは『2020年からの人生戦略』であり、この本の帯に記されている『日本人よ、挑戦に身を投げろ!』という文句にあります。

近年、一部の層におけるトレンドは『人生がときめく片付けの魔法』近藤麻理恵さん著作などの本や、整理術ノウハウ系雑誌などを筆頭にした、ミニマリストという「浪費を抑えた極限の節約生活を納得して受け入れる」というさみしい文化であります。

や せ が ま ん !

確かに、やせ我慢の貧乏生活に見えなくもないです。お金が無いから車を買うのは諦めて、夕食後の少しだけリッチなデザートで我慢しましょう。格安シムに乗り換えましょう。

というのも、バブル経済真っ盛りのガンガン消費してどんどん浪費するイケイケの時代において、今の僕たちと、物理的には大差のない構造の脳みそを持った人たちは「ミニマリスト」を素直に受け入れたのでしょうか。

「部屋が片付かない」ということは、確かに「モノが多すぎる」のかもしれませんが、見方を変えれば「部屋がせまい」もしくは「収納が小さい」ということです。

イケイケどんどんの時代だったら「モノが多すぎて」そして「部屋が片付かない」のならば、お金は有り余ってるし、働けば働くほど収入も増えるだろうから「広い部屋に住み替えよう!」という主張に、世論は溺れて流されて沸き立ったはずなのです。

ミニマリストなんてくそくらえ!

ミニマリストな人達は、偏った見方をするならば「広い部屋に移り住むほどの経済的な余裕がないから、モノを減らして我慢しよう」という逃げ腰だけど正統派に見えなくもない「ミニマリスト」という主張に踊らされているだけであります。

「ミニマリスト」という言葉は、本当は貧乏で経済的に貧困な人達の自尊心を守るための、衝撃緩衝材の役割を果たしている「虚栄心」で塗り固められた言葉なのです。

貧乏であること、貧困にあえいで生活している状態にも関わらず、「私達はお金にとらわれない生活を優雅に楽しんでいるのさっ」と、「ミニマリスト」という言葉の陰に上手に隠れて、まるで開き直っているようにしか見えないのであります。

六本木カローラに私は乗りたい。

この本の帯の言葉『日本人よ、挑戦に身を投げろ!』の意味がもう分かりましたね?「ミニマリスト」という主張に対するアンチテーゼ、対立命題になっているのです。

稼ぎが少ないのならば、稼ぎが少ない状態でどうにか暮らしていけるように「ミニマリスト」にいつまでも溺れていても「ジリジリ貧乏」であることは間違いのない事実だから、稼ぎに行きましょう。

『日本3.0 2020年からの人生戦略』というこの本のタイトルの意味が、伝わりましたでしょうか。人生戦略を練る上でのバイブルとなる1冊であります。

グローバル派とローカル派

日本という国は、加工貿易のスタイルによってお金を稼ぎ、経済を大きく成長させてきた国でした。

加 工 貿 易 ?

加工貿易という言葉の使い方が最適に当てはまるのかどうかは分かりませんが、海外から資源やニーズとなる需要を拾ってきて、国内のブレインがそれらに対して解決策となる製品や技術を生み出して、海外に売り飛ばしてお金を稼ぐという仕組みです。

そして、海外から稼ぎまくったお金によって、金曜日の夜は街の飲み屋は盛り上がり、休日になれば遊園地の客足は途絶えないと、そんな感じで国内の経済を回していました。

この本の中では、海外から稼ぎまくれる企業に勤めている人達のことをグローバル派と定義しています。一方で、グローバル派の人達が国内で多大に消費して浪費することによって潤う経済によって生活する人達のことをローカル派と定義しています。

実例を挙げるのならば、グローバル派は、トヨタとかIHIとか東芝とかそういったブランドが正面に立って海外に進出している企業で働いている人達になります。

ローカル派は、それこそ街の郵便屋さんとか、お花屋さん、アパレルショップの店員さんであって、注目すべきは、グローバル派の企業によって受注を受けている下請けや孫請けの企業で働いている人達もローカル派に分類されるところにあります。

現在、グローバル派で日本の稼ぎ頭だったはずの企業が、アジア諸国を中心とするベンチャー企業の進出や、グーグルやアマゾンを筆頭とするIT企業の発展などによって、ことごとく業績不振にあえいでいます。

パレートの法則を日本経済に当てはめるとするのならば、日本の8割の売り上げは、全体のうちの2割のグローバル派の企業(およびそれに関連するローカル派の企業)が世界中で稼いでいたことになります。

2割のグローバル派の企業の業績が悪化することで、ローカル派の人達は大きな打撃を受けます。最初にダメージを受けるところは、グローバル派の企業を下支えしていたはずの下請けや孫請けのローカル派の人達が働く企業に他なりません

派遣切りとか、非正規雇用とかね。

また、グローバル派の企業で働く人達や、グローバル派の企業に関連するローカル派の企業で働く人達の消費活動が、純粋なローカル派の企業(遊園地とかデパートとか不動産とか)の需要の源となって、国内経済を回しています。

2割のグローバル派の企業の業績が悪化するということは、グローバル派の人達だけでなく、巡り巡って8割の大多数のローカル派の人達の生活をも脅かす引き金になるのです。

このように、上流であるグローバル派の人達が先行きの不安を感じる程度の危機感の中で、それよりも1歩先にローカル派の人達の生活が、ガチで成り立たなくなって貧困の問題がじわじわとにじみ出てきているのが、現代の社会なのです。

ふむ。

富裕層と貧困層のかけ離れた二極化は、目前に迫っています。

そゆことです。

日本3.0 2020年の人生戦略
[ Title : 澄みきった心 2017年1月 ]
[ Camera : PENTAX K-5ii ]
[ Lens : PENTAX smc PENTAX-DA 18-55mmF3.5-5.6AL WR ]

ミニマリストという販売戦略

貧困問題に直面している圧倒的大多数のローカル派の心に、かちーんと響いた言葉が「ミニマリスト」だったわけです。

お金が無くて、財布のひもが固くなるローカル派の人達に、如何にして商品を売り込むのかという、一部のローカル派の企業によって行われた、ローカル派の人達の数少ない需要を奪い合うための「販売戦略」が、「ミニマリスト」という言葉の流行に見え隠れしています。

消費活動こそが経済を回すための唯一の発端になるにも関わらず、あえて消費しないことを美徳とし、「ミニマリスト」としてアピールする第1段階。

そして、「ここぞという売りたいモノ=儲かるモノ」に「長く使える」という売り文句や「一生使える」という売り文句を投げ込みまくり、あり得ない付加価値をつける第2段階。

そこで、「ミニマリスト」よって洗脳された心(第1段階)が、なびかざるを得ないような商品広告(第2段階)を戦略的に拡散することによって、「儲かるモノ」を「ミニマリスト」の美徳の心理につけこんで売りまくるという第3段階。

これぞキュレーションビジネス。

「ミニマリスト」は、財布も貧困だけど、脳みそも貧困だから、まじでちょろいぜ万歳。

もうかりまっせー

賢い読者の皆様ならば、もうお気づきだと思いますが、「ミニマリスト」という言葉の流行は、一部のローカル派の企業の人達が経営不振にあえいで困った結果に打ち出した、販売戦略にしかなっていないのであります。

そんな現実があるわけです。

だからこそ!

知らず知らずのうちに「騙されて搾取されていた」なんてことにならないように、どうすれば良いのかが、『日本3.0 2020年からの人生戦略論』には事細かに書いてあります。

自称「ミニマリスト」を宣言している方こそ、一度読んでみることをおすすめします。はるさめもローカル派企業の戦略に騙されるところでした。

営業を生業としている人。学生の人。人生をポジティブに攻めながら家族を守れる覚悟がある人(30代40代)。20代の企業戦士。

今から2年くらいのスパンで考えて、教養をつけて貧困層から脱出する覚悟のある人におすすめの1冊です。

日本3.0 2020年の人生戦略

※50代は、逃げ切り戦略でラストスパートをかけたほうが勝ち組になれる可能性が高いと思います。いかに逃げ切るのか。本書を参考に立ちまわりましょう。

※「ミニマリスト=物事の本質に気がつくために、ぜい肉をそぎ落とす人達」だと、私は考えています。

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貧乏で貧困問題を抱えた生活から脱出したい。読むべき本と考えた作戦。