のるまで るこう

み み

涼しくなって(過ごしやすいな)今日この頃

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

『 Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:3.5/35 ASAHI OPT.CO.,JAPAN 』と、レンズ前面の銘鈑に刻印がある。このレンズは、1971年から1975年にかけて販売されていたよう、今から数えて凡(およ)そ50年前の製品となる。

2017年の現在、ヤフオクや中古カメラ屋などでは、10000円でお釣りがくるような値段で見つけることができる。また、当時のラインナップにおいて35mmの焦点距離は、開放絞りがf2の(高価な)モデルと f3.5の(一般的な)モデルが並んでいる。このことから、開放絞りがf3.5のこのレンズは、当時としてはどこにでもありふれていた(平々凡々な)普通のレンズなのであろうと想像できる。

僕はこのレンズを(たぶん)3本持っている。ヤフオクで深夜にゴソゴソと落札したレンズを、これまた夜中にゴソゴソと分解して、カビと曇りをアルコールでふきあげて、もう一度組み上げた。見た目はボロだけど、きれいな光学系がよみがえった。

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

・review・

ときとしてフィルムで、そしてデジタルで、SMC TAKUMAR 35mm F3.5を使っている。僕のデジタルはAPS-Cなのでイメージサークルをフルに使い切れないことが残念になるくらい、「イイ」写りをするレンズだと思う。

ピント面からピント面の外側に向かって、穏やかに焦点が外れていく。俗に言われるなだらかにボケるという雰囲気を味わうコトができる(気がする)。また、開放絞りがf3.5ということもあって、設計に無理がないのか、絞り開放から中心以外の周辺部もキリッとした写りになる(と思う)。

もちろん問題もあって、f3.5のファインダーは、明るくてピントがつかみやすいとは(お世辞でも)言えない。レンズの距離指標では10mを超えると無限遠領域に入っているのだけれど、7mから8mくらいの距離にピントを合わせることが、フィルムカメラのファインダーでは、とても難しい作業となる。

僕はこのレンズを組み上げる時に、無限遠を超えてピントリングが回らないように調整しながらネジを締めた。本来ならば、設計上の組み立て誤差を許容するために、ピントリングは無限遠を少し超えて回転する組み上げが一般的だが、それではこのレンズを使って無限遠にピントを合わせることが難しいからだ。

そんな組み上げもあって、遠景が気楽に撮れるレンズとなった。ピントリングをぐるっと回しきれば、そこがジャスピンなわけであり、とても気持ちがイイし、テンポよく撮れる。そして想像以上に、SMC TAKUMAR 35mm F3.5は、遠景がシャープに解像感が高く写ることに驚いた。

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

SMC TAKUMAR 35mm F3.5

古いレンズ遊びがオールドレンズブームとして注目されて、APS-Cサイズのセンサーが搭載されたカメラの場合に、画面の広さが50mmと同等になる35mmのレンズ。SMC TAKUMAR 35mm F3.5は、m42のスクリューマウントだし、自動絞りも使えないけれど、狙っている人も多いのかもしれない。

自動絞りが使えないことに関しては、デジタルでは大きく気になる問題とならない。シャッタースピードが速いから、ほぼほぼ絞り開放で撮れちゃうからだ。このレンズは絞り開放からでも、きれいな描画を楽しむことができて魅力的だと思う。

SMC TAKUMAR 35mm F3.5
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