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鎌倉江ノ島の観光を写真多めで発信中!

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単焦点レンズの魅力とは 画角の不自由さがもたらす 構図の意外性ではないか

僕は単焦点レンズが大好きだ。どれくらい好きかを表現すると、中古カメラ屋さんに出向いて中古単焦点レンズが並んでいるコーナーを見つけると、そのショーケースの前から30分以上は足が動かなくなるくらいに好きだ。愛しのPENTAXのケースの前で30分立ち尽くす。タクマーシリーズによだれを流し、Mシリーズの小型レンズ群に小指をくわえる。麗(うるわ)しのNikonのケースの前で30分立ち尽くす。ニッコールオートに目を輝かせ、Aiニッコールの前で親指をくわえる。キヤノンやミノルタのケースの前でも同じことを繰り返し、舶来品のケースの前からはついに動けなくなる。そしてまたPENTAXのショーケースの前に戻る。ウィキペディアに並んでいるレンズリストをぼけっと眺めているだけで夜はふけて朝がきてしまう。ヤフオクで中古の安く古い誰も入札しないぼろぼろの曇ったレンズを買ってきて、自分でレンズを磨きなおして使う。それくらい好きなんだ。何もついていないこと。画角が変わらないこと。ズームできないこと。不便なこと。そういった制約が課せられた中で、僕はこれだけがんばったんだ、努力したんだ、そういったことが表現できることが幸せなんだ。

おすすめの単焦点レンズ
[ Located in : 江ノ島電鉄沿線 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) ]


単焦点レンズの魅力

画角が制限されること

単焦点レンズの魅力は、画角の不自由さが構図にもたらす意外性だと思う。む?よく分からないって?要するにズームレンズだと画角を自由に支配できてしまうから、目に留まったモノを最大限に大きく写せる範囲の中に撮り込もうとしてしまったり、なんとなく画角がちょうど良いと感じるところに写し込もうとしてしまったりして、構図に対する配慮が欠けるんだ。だけれども、画角をコントロールできない単焦点レンズの場合には、制限された画角の中で最大限に構図を工夫して、目に留まったモノを、自分が表現したい心象風景に近づくように、写真という現実の中に引き起こすんだ。

これが、単焦点レンズの一番の魅力だと思う。画角の不自由さが発端となって構図を熟成させることによって、画角の不自由さという制限を凌駕(りょうが)するんだ。限られた変えられないただ1つの画角の中で最大限に構図の努力を重ねることで、心の中の風景と現実を一致させるんだ。

確かに、機械的に見れば、数値的に解析すれば、解像度が高いとか、絞りの開放値が低いとか、そういった性能の高さが単焦点レンズにはあるのかもしれない。けれど、もしも絞りの開放値が単焦点レンズのような、例えばf1.4通しのズームレンズがあったらそっちを選ぶのかと言われたら。僕は、それでも開放値がf2.8の単焦点レンズを持って不自由さを感じつつも、構図が熟成されることによる表現の爆発を選ぶ。画角が制限されることを満喫するんだ。

縦横比が制限されること

ほんわか鉄子の中の写真は、多くがズームレンズで撮ったものになっている。これはあとでトリミングすることを前提にしているからであって、トリミング可能という構図の自由さに対して僕の情熱が覚めてしまった結果でもあるんだ。センサーサイズがスクエアーフォーマットしか撮れないようなデジタルカメラで遊んでみたい。もちろん単焦点レンズをセットして。単焦点レンズの画角と同様に、縦横比というものも、その3:2の制限の中、もしくは1:1の制限の中でどれだけ遊べるのか。どれだけ心象風景に近づけるのかという部分で、制限された自由の中で遊びたいんだ。

標準レンズと万能レンズ

よく聞く話で本当の標準画角は35mmか50mmかという比較があるけれど、あれって要するに、被写界の奥行き感が人間の目に近いのは50mmのレンズだよって話なんだ。目で見たままの画角は35mmのほうが近いと思うんだ。被写界の奥行き感を優先するのか、見たままの画角を優先するのか。どっちの感覚を優先するのかでその人の標準レンズは変わると思う。

ここで感じることは、標準=万能っていう意味ではないということだ。もしも標準=万能って意味だとするならばどうなるか。それは万能っていう言葉はどういう条件で万能なのかって話になると思う。そうなると僕の中では35mm、いや28mmあたりが万能なレンズになるんだ。50mmではひききれない場面がどうしてもでてきてしまうけれど、28mmだったら多くの写したいものがその画角の中に納まってくれるから。だから僕の万能レンズは28mmだ。

おすすめの単焦点レンズ
[ Located in : 江ノ島電鉄沿線 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) ]

レンズ選びは筆を選ぶようなもの

そう。28mmには写せないものっていう制限が少ないんだ。画角が広くなればなるほど、後ろに下がれば多くのものが写るようになるし、寄れば大きく写すことができるようになってしまうから、制限が少なくなっていくんだ。これは写真を作品として考えるのか、写真を記録として考えるのか、その考え方の違いがここでも出てくると思うんだけれど。僕はその時々の写真の目的でそれは変わってくると思う。旅行にでかけるときの写真は記録だと思うから28mmしか持って行かないし、江ノ電を撮りに行くときは作品を撮りに行こうと思うから、そのときの気分次第で好きな画角のレンズを持っていく。だって、その画角を選んだという時点で筆の太さを選んだり、水彩絵具を選んだのか油絵具を選んだのかくらいに表現できることが違うのは分かりきったことだからだ。

最初の1本のおすすめ

だから最初に買う1本はどれが良いんですかっていう話になれば、その人が何を撮りたいのかによって決めればいいと思うんだ。万能に撮りたいんですっていう話だったら28mmが良いと思う。ちょっと作品風に撮りたいんだったらどういう作品を撮りたいのか感じるために、しばらくズームレンズで遊んでからでもいいんじゃないって思っちゃう。でもそれこそ記録として撮りたいのだったらズームレンズの方が万能でいいんじゃないかってなるんだよね。結局レンズ選びは筆を選ぶようなものなんだ。太い筆を選べは細い線もかける可能性はあるし、細い筆だって何回も頑張れば太い線になる。太い筆が28mmで細い筆が105mmっていうイメージかな。でも太い筆はズームレンズにも例えられるような気もするし。

もとの話に戻るけれど、太い筆をつかってダイナミックに描けば、それは普通の意味で印象的だし、太い筆で繊細にかけばそれは少しの意外性を感じることができる印象的な絵になるかもしれないんだ。単焦点レンズもそんな感じだと思う。その画角の制限によって行われる構図探しの意外性が印象的な写真を生むんだと思う。

そこに努力の痕跡が見えるから、いい写真に見えるのだと思う。そもそもなんで昔は単焦点レンズだったかって、フイルムの感度が低かったから明るいレンズじゃないと暗いところで写らなかったからだと思うんだ。写ることが優先された結果だと思う。いまは感度も自由だし、フイルムじゃないし、ピントもオートだし、レンズが明るい必用なんて1つもないんだと思うよ。ちょっとくらい暗くたって全然問題無い。

おすすめの単焦点レンズ
[ Located in : 江ノ島電鉄沿線 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) ]

使い方とメリット

それでも僕は単焦点レンズが大好きだ。それはなぜってそこに画角の束縛があるからだよ。ちょっとくらい縛りがあって、その中で頑張るほうが、自分にはあっているんだよ。きっとね。



本当に言いたいことはね。
良いレンズだよ。この娘も。
目に入れても痛くないくらい。

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