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やる気が出ないときは犬の散歩を観察しよう

思考のチェンジ

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やる気がでないとき。提出期限が迫っていたり、資格の試験が近づいていたり、手をつけなければいけないことは分かっていても、やる気が出ないときがあります。子供の頃、両親や先生に「勉強しなさい!」とまくし立てられても、だらだらとテレビを見てしまったり、そんな思い出もありますよね。

大人になると「やる気を出しなさい」と声をかけるのも自分だし、「やる気が出ない」と嘆くのも自分になります。そんな自分をリードするやる気の出し方について考えてみました。子供がやる気を出してくれないと、お困りのお父さんお母さんも必見かも?

やる気と犬の散歩
[ Title : 犬の散歩 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G ]

やる気を出す

やる気の正体

ちょっと重い話になりますが。

僕は、メンタルをやられてしまったことが原因で、いまだに外出することや外食することに対して抵抗があります。普通の人の感覚からは、外食することができないなんて、理解できないかも分かりませんが。


外でお店に入って食事を取るという行為は、社会に出て一般的な生活を送ろうとすると、どうしても避けては通れないことだと感じています。会社の同僚に飲みに誘われたり、取引先の社員とお昼ご飯を取る必要があったりと何かと外食の機会があります。

また、友達と旅行に行くときなどは、ご当地グルメを堪能したくなりますよね。せっかくの旅行なのだから、1人だけコンビニで済ませるってことも言い出しづらいことであります。

そんなこともあって、僕は、友達と旅行に行きたいし、外に出かけていって外食もしたいので、外食の恐怖を克服するために積極的に外食をする機会を生活の中に取り入れていきました。

ある意味では外食恐怖を克服するために「やる気」を出したわけです。このまま「いつまでもひきこもっていたくない」と一念発起しました。


最初は、食べられなかったらそのままお持ち帰りのできるハンバーガーなどのファーストフード店に始まって、次は喫茶店で出してくれるサンドイッチやデザート類を食べに行きました。

少しずつですが、ラーメンなどのすっとお腹に入れることができる麺類のお店に挑戦したり、ガヤガヤしたファミリーレストランに通ったりもしました。

特に、回転寿司は1皿から注文できるし、食べられなくても人の目線もそんなに気にならないのでおすすめのお店であります。何度も挑戦しました。

だんだんと慣れてきて、先日はようやく友人の結婚披露宴に参加することができました。順番に何がどれだけの量出てくるのか分からないスタイルの食事には、ものすごい抵抗がありましたが、なんとか無事に過ごせました。

「やる気」を出した結果、なんとなく外食恐怖症の克服という「成果」を感じることができたかなと考えています。まだまだ、食べられるかな?と考えてしまって戸惑う場面も多いですけれど。

やる気が出ない

写真を撮って、ブログに文章を添えて掲載すること、また上手な文章を書くために勉強することなどは、僕にとっては社会復帰のための一環した活動になっています。写真は、積極的に外出するために取り組んでいるという側面もあります。

しかしながら、どうしても「やる気」が出ないときがあります。本当は朝から1つ記事を書きたいのだけれど、だらだらと過ごしてしまったり、本を読みたいのだけれど、ネットサーフィンをしてしまったりとそんなことがあります。

どうしたら「やる気」がでるのでしょうか。

やる気と犬の散歩
[ Title : 犬の散歩 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G ]

行動目標と結果目標

「やる気」を出すからには何かしらの「やりたい事」があって、「やりたい事」に対する目的と目標があります。

やる気と目標

外食克服の場合は、社会復帰して人生を楽しく過ごすことが目的であって、そのためにまずはファーストフード店からと、少しずつ小さな目標を定めていきました。

目標をファーストフードに設定した時は、お店に入店するという「行動目標」と、次にお店の中で食べるという「結果目標」を立てていました。

「やる気」がでなくて戸惑う時も、ファーストフード店に入店するという「行動目標」は達成するようにしていました。それに対して食べられたかどうかという「結果目標」の達成は、おまけでついてくるようなイメージでした。

「行動目標」と「結果目標」を分別せずに、「ファーストフード店で外食する」というざっくりとした目標だけを持っているうちは、ファーストフード店に入店することすら困難になって、なかなか先に進みませんでした。

精神科のお医者様に相談したところ、こうやって「目標を2つに分けて考えることが大切だ」と教えていただきました。「ファーストフード店に入店できただけでも、それは進歩です」とお医者様に言われて、僕としては「食べられなければ意味がないじゃないか」と考えていたのですが。

そもそも、ファーストフード店に入店することができないようでは、「食べることができた」という目標も達成することができませんよね。「食べられたかどうか」という「結果だけ」を目標にするよりかは、入店するという「行動も」目標に定めたほうがその目標は達成されやすいと、説明していただきました。

結果目標ばかりに意識を集中してしまうと、なんだかとっても大儀なことに挑戦するような気持ちになってしまって、「やる気」を出すことができません。だからこそ、「やる気」を絞り出す目標は「行動目標」と「結果目標」に分けたほうが良いことを学びました。

やる気と犬の散歩
[ Title : 犬の散歩 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G ]

やらないことを決めておく

人間は無意識のうちに次にやる事を計画しているそうです。目移りするという言葉がそれを表しているでしょうか。「やる気」も無意識に支配されている割合が多いということです。

例えば、朝起きて布団から出られないことがあります。もう少し寝ていたかったり、暖かい布団の中から寒い布団の外に出たくなかったり。そんなこともありますが、僕の場合は、もう少し眠気を覚まして覚醒してから動き出したくていつまでも布団から抜け出せないと感じることが多かったです。

無意識の中で、覚醒していない状態で眠い目をこすりながら何かをしたくないと考えていました。そこで、眠い状態でも取り掛かれることを前もって用意しておけば、朝の時間を有効に使えるのでは?ということに気がつきました。

今は、朝起きたら眠いけれどできること、例えば洗濯機のボタンを押すだとか、布団を干すだとか、そういうことをこなすようにしています。そういった覚醒していない状態でも出来ると思えることを用意してあげたのです。

僕という人間は単純なもので、そういった軽い作業をこなしているうちに、段々と目が覚めていきます。布団から出られない時間が短くなっていきました。何をするのかの選択肢を具体的に決めておくことが、「やる気」に力添えするための秘訣となります。

やらないことを具体的に

ここで注目したいのは、やれることを決めたように見えて、実はやらないことを決めていたことです。最もやりたくなかったのは「布団から出ない」ということでした。やりたくないことをやらないために、やれることの選択肢を増やしたのです。

「やる気」があるのだけれどもやれないという状態は、無意識の中に「やる気」に反対する選択肢が存在している状態とも言えます。やりたいことが意識的なものだとしたら、やりたくないことは無意識的なものです。

ですから、やりたくないことにスポットを当てることで、無意識下の感情を見つけ出すことができます。「やる気」にブレーキをかけていた無意識の感情を探し出して取り除けば、今以上に「やる気」を引き出すことができるようになります。

やることを具体的に

やりたくないことを思い描く方法をもう少し話してみます。

例えば、今の私は「文章を書く」か、「本を読む」か、「散歩をする」か、「文章の書き方を勉強する」の4つをやりたいこととして、大まかな行動目標に挙げています。

朝起きて、さぁ「文章を書こう」に取り掛かろうとしてどうにも「やる気」が出ない時があります。こういうときは「ただダラダラする」という事態を避けるために、「散歩をする」という選択肢が用意してあります。「文章を書く」以外の選択肢が具体的に用意してあるので、「ただダラダラする」という状態にはなりません。

散歩をすると、何となく頭が整理されてアイデアもわいてきて、家に帰るころには考え付いたことを忘れないように「文章を書く」ことに取り掛かることができています。この文章もこの流れで書くことができました

本を読んで飽きてきてしまったら、読んだことを「文章に書き」留めておこうと次の行動に移れたり、文章の書き方の勉強に飽きたら「散歩に出かけ」たりと、なんとなく次に行動できることにつながるように、選択肢同士に関連を持たせて用意するようにしています。

すべてはやりたくない状態を生み出さないために、やれる行動の選択肢をなるべく具体的に用意してあるのです。「やる気」が出ない時は、別の行動選択肢を選び取ることを繰り返すことで、「ダラダラ過ごす」という最悪の事態を回避します。

やる気と犬の散歩
[ Title : 犬の散歩 2016年12月 ]
[ Camera : Nikon D700 ]
[ Lens : Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G ]

犬の散歩に学ぶこと

公園を散歩していると、犬と一緒に散歩している人を多く見かけます。「いいなー。ワンちゃんもふもふしててかわいいなー」と思いつつ、その様子を観察します。

地面のにおいをクンクンして、なかなか歩きたがらない犬。一方で、飼い主様はスタスタと歩きたいようで、くんくんすることに夢中になっている愛犬に声をかけています。

また、ご主人様を置き去りにするかのような勢いで、ぱーっと走り出したいような姿勢のわんちゃんに出会うこともあります。飼い主様は、もっと周りの景色を楽しみたいのでしょうか。

見ていて感じることがあります。クンクンする犬も駆け出したい犬も、なにかを「やる気」であることに違いはありません。同時に、スタスタ歩きたい飼い主もゆっくり歩きたいご主人様も、なんらかの「やる気」があることに変わりはありません。


「やる気」が出ない時、「やる気」を出そうとしている自分が飼い主に近くて、くんくんすることに夢中になっている犬が「やる気」が出ない自分に近く感じられませんか?

わんちゃんに対する感情移入が激しすぎるかもしれませんが、クンクンしたい犬の気持ちになることもできますし、ぱーっと走り出したい犬の気持ちになることもできます。

また、さっさと歩いてお家に帰りたいご主人の気持ちになることもできますし、ゆっくり散歩したい飼い主の気持ちになることもできます。

しかし、自分の中の「やる気」と、その「やる気」に逆らう別のことを「やりたい気持ち」に気がつく事はなかなかできません。

もういっそのこと、好きなだけくんくんと地面のにおいを味あわせてもらったり、疲れるくらいにパーッと駆け回らせてくれた方が、すんなりとお家に帰れるかもしれません。「やる気」がでないときは、何か別のことを「やりたい」ときなのかもしれません。

正直な自分の気持ち

犬の気持ちを考えるように自分の気持ちを考えることが、見えない相手という自分に「やる気」を出してもらうための1つの秘訣なのかなと、そんなことに公園を散歩しながら気がつきました。

小さいころ母に言われた「やる気を出しなさい!勉強しなさい!」という注文は、それを素直に受け入れること自体が相当に難しいものだったと今頃になって感じるわけであります。

だって「やる気」を出そうとしている自分そのものの意志ですら、なかなか自分の思い通りに従えることができないくらいですから。

自分に甘くなってしまいがちですが、「やる気を出せ!自分!」と、どんなに念じても「やる気」が湧いてくるわけではありません。子育て中のお母さんが子供にやる気を出してもらうことって、とっても難しいことだったんですね。いろいろ反発してごめんよ、お母さん。


余談ですが、「あれする?」「これする?」と話しかけて様々なものに興味をひかせることによって、電車の中などでお子さんがお行儀よくできるようにしているママ達の作戦には、見習って真似したくなるところがたくさんあるといつも思っています。まるで魔法のように選択肢が表れていきます。

本当にすごい。